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バイク業界が本当の意味で成熟するために必要なこと

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最近になって「バイクが復活の兆し!」なんていうニュースをチラホラ聞くようになって、バイクの販売に携わる立場からすると大変嬉しいことですね。

しかしながらショップさんにもよるのかもしれないですが実感としては復活などとは程遠いというのが実情で、何か「空回りしている感」があるような。恐らくこのままですと、またいつの間にかこの復活熱は自然と冷めていってしまうでしょうー。

 

どして?バイク産業は冬の時代を抜けられるのん?

冬の時代なんて呼ばれるようになりまして、もちろんそんな状態になってしまったのには相応の背景があるのであって。もちろんその原因はコレ!とは一概に言えないワケですが、なんというか、こう、バイク屋さんの世界ってある種の「胡散臭さ」のようなものの中に成り立っていて、それがずっと拭えずにいると思いませんかね。

それはバイクという乗り物が大きくカテゴライズすると「娯楽」の部類に入るということもあると思うんですが「バイク楽しい!周りで流行ってるし!ステータス!」みたいな感覚がどうも先行しがちといいますか。少なからず景気の良かった時代にはメディアもバンバン煽って学生も大人達も夢中でバイクを求めた時代もあり、そういったことがバイク産業の技術発展に貢献していることも確かだと思います。ただ、その中で何か大切なものを置き忘れてしまっているような気が。

確かにバイクは楽しい乗り物ですよ。何にも変えられないエキサイトメント・刺激・己の所有欲を満たしてくれるクールな乗り物です。しかしながら一つ間違えれば人の命を簡単に奪ってしまう乗り物でもあります。自分が万全を期していたとしても、相手や状況が悪ければひどく痛い目を見ることもある。

そういった本質を後回しにして「ここならバイク安いよ!かっこいいよ!楽しいよ!」というおかしな前のめり姿勢が、いわゆるその「胡散臭さ」に繋がっていると、わたくし個人的にはそう思うワケです。もちろんそれだけじゃなく、バイクという高額な商品を売っているにも関わらず、それに見合ったサービスがしっかりと提供されているか?と問われたらだいぶハテナな所もあると思います。売りっぱなしでアフターフォローが何もないとか。

ましてやこんな不況で娯楽どころではない時代に「楽しい」とか「ステータス」だけを全面に押し出しているようではもう通じなくなってきていると。ユーザーもそれに気づいてます。確実に。

もちろんしっかりとバイクという乗り物の本質を理解し、真面目に向き合い、取り組みをし続けているショップさんもメディアもたくさんあります。

今、中高年やリターンライダーの方の問い合わせや購入も増えてきているし、それに伴ってやはり事故も増えてきている。伊豆スカイラインのバイク交通規制問題もそう。こんなことではバイク産業の発展はありえないでしょう。

今後、そういったことを踏まえてユーザーと一緒にリスクマネージメントを行い、それが何故必要なのかをしっかり伝えることができ、その上でバイクの楽しみを共有できるショップさんが生き残っていくと思うし、そうならないといけない。

例えば規定以上のハイパフォーマンスのバイクを売る時は必ずスタッフがリスク説明することを義務化するとか、メンテナンススクールとライディングスクールへの参加を強く推奨するとか。

メーカーと販売店とユーザーが一丸となって、そういったことに目を向けていけばきっと「胡散臭さ」と「冬の時代」を払拭することができるでしょう!

 

実は最近、自分もバイクの整備うんぬんで割りと痛い目を見ましたんで、生意気を書きましたが、それもやっぱりバイクが好きでバイク産業がしっかりと認められて成熟して欲しいと願うからこそです。

 

つまり何が言いたいかというと、もう雪見だいふくが美味しい季節になりましたねということです。

 

ロッテ 雪見だいふく9個入ボックス×8入